首都圏の分譲マンション賃料は3,371円/平方メートル
東京カンテイは5月17日、2022年4月の「三大都市圏・主要都市別/分譲マンション賃料月別推移」を発表した。
これによると2022年4月の首都圏における分譲マンションの賃料は、前月比0.2%とわずかに下落し、3,371円/平方メートルとなった。賃料水準が高い東京都のシェアが縮小に転じたため、3か月振りに弱含んだ。
都県別では東京都が、同0.4%上昇の3,812円/平方メートル。千葉県が、同1.3%上昇の1,857円/平方メートル。いずれも2か月ぶりに上昇へと転じた。
神奈川県は、同0.3%上昇の2,446円/平方メートル。埼玉県は、同3.7%上昇の1,913円/平方メートル。いずれも上昇傾向が続いている。
なお、千葉県を除く1都2県では、平均築年数が若返ったことも、賃料上昇に貢献していると考えられる。
近畿圏の分譲マンション賃料は2,121円/平方メートル
2022年4月の近畿圏における分譲マンションの賃料は、前月からおおむね横ばいの2,121円/平方メートルだった。主要エリアで目立った動きが生じなかったことが要因と思われる。
エリア別では、大阪府が前月比0.2%上昇2,382円/ポイントとなり、わずかながら強含んだ。これに対して兵庫県は、同0.1%下落の1,743円/平方メートル。3か月ぶりに下落へと転じた。前月には新築物件を含む築浅事例の増加で、どちらも2%以上の大幅上昇となったが、今月はほとんど動きがみられなかった。
中部圏の分譲マンションの賃料は、同1.1%上昇の1,970円/平方メートル。愛知県は同1.0%上昇
の2,015円/平方メートルと2か月ぶりに上昇。いずれも2月の水準を上回った。
(画像はプレスリリースより)
株式会社東京カンテイのプレスリリース
https://www.kantei.ne.jp/report/T202204.pdf