2022年4月の中古一戸建て平均価格、3大都市圏は全て下落不動産投資ニュース.com

2022年4月の中古一戸建て平均価格、3大都市圏は全て下落

　2022年5月12日 20:00

中古木造物件の価格を集計、平均価格を算出

株式会社東京カンテイは、2022年5月10日、同年4月における中古一戸建て平均価格を発表した。

ここでの「価格」は、「敷地面積が100～300平米」「最寄り駅から徒歩30分以内」といった条件を満たす中古木造物件の価格を全国で集計し、エリアごとの平均価格として算出されたもの。同社はこの「価格」およびその推移の考察を、毎月発表している。

下落へ転じた首都圏

今回の発表によると、2022年4月の首都圏における中古一戸建て平均価格は、3649万円となった。前月比ではマイナス3.9％となり、下落へ転じている。

都県別に見た場合、東京都は前月比マイナス8.8％の5582万円となり、大きな反転下落をマーク。また神奈川県も、マイナス1.3％の4026万円で、5ヵ月ぶりに下落へ転じた。千葉県もマイナス3.6％の2485万円で、埼玉県もマイナス1.6％の2784万円と、共に反転下落を示している。

近畿圏と中部圏は2ヵ月連続で下落

2022年4月の近畿圏における中古一戸建て平均価格は、前月比マイナス1.4％の2652万円となった。兵庫県がプラス6.5％の反転上昇を果たしたものの、大阪府が4.6％、京都府は13.3％のマイナスを示し、圏全体としては2ヵ月連続で下落している。

中部圏は、前月比マイナス1.5％の2452万円となり、2ヵ月連続で下落。一方、愛知県はプラス1.0％の2991万円で反転上昇を果たし、前年同月比もプラス4.9％に達している。

宮城県は、前月比プラス1.8％の2536万円で2ヵ月連続上昇をマークし、前年同月比もプラス5.2％に達した。福岡県も、前月比プラス5.0％の2383万円で2ヵ月連続上昇を果たし、前年同月比もプラス6.0％を示している。

（画像はプレスリリースより）