駅エリアごとの平均坪単価として算出
株式会社東京カンテイは、2022年6月14日、東急田園都市線・渋谷駅~宮前平駅間の駅別中古マンション価格を発表した。
ここでの「価格」は、同社のデータベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格をもとに、同区間における駅エリアごとの平均坪単価として算出されたもの。現状価格の集計は、同年2月から4月までの3ヵ月間に実施されている。
唯一価格が400万円台に乗り続けている渋谷駅
今回の発表によると、東急田園都市線の渋谷駅~宮前平駅間において中古マンションの平均坪単価が最高値をマークしたのは、480万円の渋谷駅だった。同駅エリアは、前年/前々年に続く形で同区間におけるトップの座を維持しており、また唯一価格が400万円台に乗り続けている。
渋谷駅の隣である池尻大橋駅は376万円、その隣の三軒茶屋駅は330万円となり、共に2桁の上昇を果たした。また、前年はマイナスだった二子新地駅は、10.2%プラスとなる216万円をマーク。前年は9%台のマイナスを示した溝の口駅も、今期は32.3%もの大幅上昇により価格が217万円に達している。
東急田園都市線全線の平均坪単価は、265万円
池尻大橋駅と三軒茶屋駅の価格変動について同社は、両駅エリアで取引事例数が増加している点に注目し、取引が活性化していると考察。溝の口駅については、取引事例数は減少したものの平均築年数は若返っている点を指摘している。
なお東急田園都市線全線(渋谷駅~中央林間駅)における中古マンションの平均坪単価は、265万円となった。前年と比較して、価格で35万円、比率で15.4%の上昇を果たしている。
(画像はプレスリリースより)
駅別中古マンション価格/東急田園都市線1 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/1047