住宅金融支援機構が「リ・バース60」利用実績を発表
住宅金融支援機構は5月27日、2022年1月~3月分および2021年度分の「リ・バース60」の利用実績などを発表した。
「リ・バース60」は住宅融資保険を活用した、リバースモーゲージ型住宅ローン。自宅を担保にすることで、月々の返済が利息のみとなる、60歳以上のためのサービスだ。利用者の死亡時に相続人が返済することも可能だが、担保物件を売却した代金で一括返済ができる点が特徴となっている。
発表によると、2022年1月~3月における「リ・バース60」の付保申請戸数は416戸。前年同期比で16.2%の増加となった。このうち付保実績戸数は369戸で同15.3%増加。付保実績金額は54.1億円となり、12.7%上昇した。
申込者の平均年齢は歳、平均年収は388万円
2022年1月~3月における利用実態は、以下の通りとなっている。
借り入れ申込者の平均年齢は69歳、平均年収は388万円。職業は「年金受給者」が最も多く、全体の56.5%を占める。次いで「会社員」の21.2%、「会社役員」の6.3%と続いた。
資金の使用用途は、「注文住宅」が30.5%と最多。次いで「新築マンション」の23.3%、「借換え」の20.0%となっている。
資金計画をみると、平均所要額は2,937万円、平均融資額は1,592万円。毎月の平均返済額は3.4万円である。また利用タイプは、相続人が残債を返済しなくてもよい「ノンリコース型」が99.0%となっており、リコース型は1.0%にとどまった。
(画像はプレスリリースより)
独立行政法人 住宅金融支援機構のプレスリリース
https://www.jhf.go.jp/files/400360886.pdf