エリアごとに平均価格を算出し、推移を考察
株式会社東京カンテイは、2022年6月9日、プレスリリース『主要都市圏・主要都市別/新築木造一戸建て住宅平均価格 月別推移』の同年5月版を発表した。
このリリースは、「敷地面積が100~300平米」「最寄り駅から徒歩30分以内」といった条件を満たす新築木造物件の価格を集計し、エリアごとの平均価格の算出および推移の考察を行うというもの。同社はこのリリースを、毎月発表している。
神奈川県のみが上昇した首都圏
今回の発表によると、2022年5月の首都圏における新築一戸建て住宅の平均価格は、4204万円となった。前月比はゼロであり、同圏で続いていた価格上昇が8ヵ月ぶりに止まる結果となっている。
都県別に見た場合、東京都は前月比マイナス1.0%の5240万円で、千葉県はマイナス3.1%の3539万円で、共に下落へ転じた。埼玉県はマイナス0.4%の3613万円となり、2ヵ月連続で下落。神奈川県は、プラス2.1%の4621万円で3ヵ月連続上昇を果たしている。
近畿圏、4ヵ月ぶりに下落
2022年5月の近畿圏における新築一戸建て住宅の平均価格は、前月比マイナス0.1%の3404万円となった。分譲戸数は増加に転じたものの、兵庫県以外の価格下落が影響して4ヵ月ぶりに下落へ転じている。
中部圏は、前月比プラス0.3%の3275万円となり2ヵ月連続上昇を達成。愛知県はマイナス0.2%の3438万円で下落へ転じたが、前年同月比はプラス2.4%をマークしている。
宮城県は、前月比マイナス0.4%の3195万円で下落へ転じたものの、前年同月比はプラス13.8%と大幅に上昇。福岡県は、前月比プラス3.2%の3473万円で上昇へ転じ、前年同月比もプラス9.0%と高水準を示している。
(画像はプレスリリースより)
主要都市圏・主要都市別/新築木造一戸建て住宅平均価格 月別推移 5月 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/kodatesintiku202205.pdf