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2024年12月26日(木)
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さいたま市の中古マンション相場、推定価格・上昇率とも浦和区高砂がトップ

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さいたま市の中古マンション相場、推定価格・上昇率とも浦和区高砂がトップ

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70平米の中古マンション物件に見るさいたま市の不動産相場
不動産テックサービスを手がける株式会社ワンノブアカインド(以下、ワンノブアカインド)は14日、同社が運営するマンション情報サイト「マンションレビュー」のデータを元とした、さいたま市の各町名で見る「2021年の中古マンション価格相場」と、5年間の「価格騰落率」に関する調査を行い、その結果をランキング化して発表した。

さいたま市は、ワンノブアカインドが毎月調査し、公表している首都圏主要エリアでの中古マンション相場推移において、直近1年間で価格上昇率が最も高いエリアとなり、注目を集めているという。

また、同市は総務省統計局発表の「住民基本台帳人口移動報告2021」で、転入者数から転出者数を差し引いた転入超過数が全国1,719市町村中トップともなっている。

コロナ禍で東京都心からの転出組が増えたエリアであるほか、0~14歳の転入超過数ではコロナ禍以前の2015年から7年連続で全国市町村トップを維持するなど、子育て世代が多いという将来性でも見逃せない。こうしたポイントは、中古マンション価格の上昇にも影響を及ぼしていると考えられる。

調査では、2021年の販売履歴件数が10件以上ある84町名を対象とし、各年度データから最新の売り出し価格をベースに坪単価を算出し、70平米での価格に換算したものを該当地域の「推定価格」としている。

なお「埼玉主要エリア」はさいたま市の全10区と川口市を指す。ランキング作成にあたっては、さいたま市内の場合、戸建中心で中古マンションの販売履歴そのものが少ないエリアがあることを考慮し、データ登録されたマンション物件数が200件以上存在する北区・大宮区・浦和区・南区の4区と、200件未満の西区・見沼区・中央区・桜区・緑区・岩槻区の6区に分けた結果もあわせて公開された。

さいたま市の中古マンション相場
さいたま市の2021年における町名別中古マンション価格ランキングでは、「浦和区高砂」が推定価格6,602万9,500円でトップとなった。浦和駅を有するエリアで人気が高く、2022年6月時点の推定価格では、7,106万7,500円にまでさらに上昇、さいたま市内で唯一7,000万円超えを記録しているとも報告されている。

2位は「大宮区下町」の6,334万3,600円、3位が「浦和区仲町」の6,192万8,700円だった。4位になると6,000万円を割り込み、「浦和区岸町」が5,967万6,000円となっている。5位には「浦和区東仲町」の5,540万9,500円が続いた。

以下6位に「浦和区前地」の4,910万500円、7位「南区沼影」の4,798万7,900円、8位が「大宮区吉敷町」で4,796万2,200円、9位に「大宮区桜木町」の4,586万5,000円、10位が「南区南本町」の4,545万8,500円となった。

上位には浦和駅周辺エリアが目立ち、また大宮駅より都心に近いエリアの町名も高めの相場となっている。

さいたま市の中古マンション相場
全体に価格は上昇傾向、2016年比下落は2町のみ
続いて5年間の騰落率として、2016年の坪単価と2021年の坪単価を比較、上昇率が高い順にランキング化した。

すると、トップは「浦和区高砂」の騰落率+75.35%となった。推定価格ランキングで1位に輝いた高砂が、こちらでも堂々の1位を獲得している。70平米の中古マンション物件に換算すると、2016年には3,765万5,300円だったところ、6,602万9,500円となり、3,000万円近い上昇になっていた。

2位は「南区大谷場」の+64.10%、2016年の推定価格は2,422万2,700円にとどまっていたが、2021年には3,974万9,100円と4,000万円に迫った。

3位が「浦和区仲町」の+61.03%、4位には「北区土呂町」の+53.23%、5位が「南区南浦和」の+52.01%となっている。トップ5は+50%超の価格上昇率で、いずれも顕著な伸びが認められた。

以下6位は「浦和区岸町」の+43.99%、7位「大宮区土手町」の+40.53%、8位に「北区櫛引町」の+36.07%、9位「南区根岸」の35.14%、10位は「大宮区上小町」の+33.74%だった。

トップ10には、浦和駅周辺の町と、大宮駅以北のエリアにある町が、それぞれ4つずつランクインしている。

販売履歴が各年度10件以上の条件を満たすランキング対象の町は57だったが、2016年と比較して2021年の価格が下落(騰落率でマイナス)になったのは2町に限られた。

該当するのは「桜区上大久保」の-0.67%と、「浦和区瀬ヶ崎」の-1.58%だが、いずれも2%未満、上大久保にいたっては1%未満であり、ほぼ横ばいの推移といえる。

これ以外の町はプラスの騰落率となったことから、さいたま市の中古マンション価格相場は堅調で、全体として上昇基調にあるとみられた。

(画像はプレスリリースより)
(出典:マンションレビュー調べ)


外部リンク

株式会社ワンノブアカインドによるプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/000000025.000009420.html


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