駅エリアごとの平均坪単価として算出
株式会社東京カンテイは、2022年6月28日、東急東横線・渋谷駅~新丸子駅間の駅別中古マンション価格を発表した。
ここでの「価格」は、同社のデータベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格をもとに、同区間における駅エリアごとの平均坪単価として算出されたもの。現状価格の集計は、同年2月から4月までの3ヵ月間に実施されている。
大半の駅エリアで取引事例が増加
今回の発表によると、東急東横線の渋谷駅~新丸子駅間において中古マンションの平均坪単価が最高値をマークしたのは、580万円の代官山駅だった。同駅エリアは、同区間におけるトップの座は維持したものの、前年比では3.3%下落。この下落について同社は、築古物件の取引増加が要因であると考察している。
今期の同区間では、大半の駅エリアで取引事例が増加しており、特に渋谷駅は事例数が100件近く増加。価格面では、中目黒駅が前年比3.6%の上昇によって404万円を示し、都立大学も2桁上昇により330万円をマークした。
田園調布駅も前年比19.0%の大幅上昇
田園調布駅もまた、前年比19.0%の大幅上昇を果たした。しかしこの上昇について同社は、同駅エリアの取引事例数が50件程度で多くないため、個別事例の影響が出た可能性を指摘している。
なお、東急東横線全線(渋谷駅~横浜駅)における中古マンションの平均坪単価は、303万円となった。前年と比較して、価格で24万円、比率では8.7%の上昇を果たした。
(画像はプレスリリースより)
駅別中古マンション価格/東急東横線1 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/1050