首都圏の成約件数は6か月連続で減少
東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は7月11日、「月例速報MarketWatchサマリーレポート(2022年6月度)」を発表した。東日本レインズに登録されている物件情報を、月次集計したレポートである。
レポートによると6月の首都圏における中古マンションの成約件数は、前年同月比7.9%減少の3,003件となった。6か月連続で前年同月を下回っている。
成約平米単価は前年同月比12.8%上昇し、66万9,900円となった。2桁の大幅上昇を示し、2020年5月から26か月連続で前年同月を上回っている。
成約価格は前年同月比9.2%上昇の、4,231万円だった。2020年6月から25か月連続で、前年同月を上回った。
専有面積は前年比で3.1%縮小の63.15平米となり、13か月連続で前年同月を下回った。
首都圏・地域別の中古マンション市場動向
首都圏における地域別の成約件数は、東京都区部以外の各地域で、減少が続いている。中でも横浜・川崎市、神奈川県他、埼玉県、千葉県は6か月連続で前年同月を下回った。
これに対して成約平米単価は、すべての地域で上昇傾向を維持している。東京都区部は26か月連続、横浜・川崎市と埼玉県は25か月連続、千葉県は23か月連続、神奈川県他は19か月連続、多摩は16か月連続の上昇となった。
(画像は「月例速報MarketWatchサマリーレポート(2022年6月度)」より)
月例速報MarketWatchサマリーレポート(2022年6月度)-公益財団法人東日本不動産流通機構
http://www.reins.or.jp/mw_202206_summary.pdf