価格上昇が続くも、上昇率自体は縮小傾向
東京カンテイは7月21日、2022年6月における「三大都市圏・主要都市別/中古マンション70平米価格月別推移」を発表した。
三大都市圏と主要都市における中古マンションの価格を70平米に換算し、月別の推移としてまとめたレポートである。
発表によると首都圏の中古マンションにおける70平米当たりの平均価格は、前月比0.1%上昇の4,705万円だった。14か月連続で上昇しているが、上昇率そのものは4月から縮小傾向が続いている。
都県別の平均価格は、以下の通りである。
東京都は、同0.6%上昇の6,306万円。神奈川県は、同1.2%上昇の3,494万円で2か月ぶりに上昇した。これに対して、埼玉県は同1.2%上昇の2,933万円。千葉県は、同3.1%上昇2,571万円と、4月以降1%以上の高い伸び率が続いている。
近畿圏は5か月連続で価格が上昇
近畿圏の中古マンションにおける70平米当たりの平均価格は、2,791万円だった。前月比0.2%と小幅の上昇ながらも、5か月連続の上昇となった。
大阪府は同0.1%下落の3,005万円。弱含んだものの、3,000万円台を維持した。兵庫県は同1.4%上昇の2,418万円である。
中部圏の中古マンションにおける70平米当たりの平均価格は、同0.4%下落の2,189万円だった。愛知県では同0.3%下落の2,329万円。どちらも先月は年初来の最高値を更新したが、今月は小幅ながらも価格水準が低下した。
(画像はプレスリリースより)
株式会社東京カンテイのプレスリリース
https://www.kantei.ne.jp/report/c202206.pdf