価格の上昇傾向は「晴」、下落傾向は「雨」
株式会社東京カンテイは、2022年8月31日、同年7月度の『中古マンション価格天気図』を発表した。
この「天気図」は、中古マンション(ファミリータイプ)の70平米換算価格を全国で毎月集計し、その価格変動を天気マークで表示したもの。価格の上昇傾向は「晴」、下落傾向は「雨」といった形で、表示は行われている。
改善も悪化も現象、横ばいは増加
今回発表された『中古マンション価格天気図』によると、2022年7月は「晴」が25地域から27地域に増加した。「薄日」は7地域から5地域に減少し、「曇」は4地域のまま横ばいとなっている。「小雨」は8地域から6地域に減少したが、「雨」は3地域から5地域に増加した。
結果として、全国で天候が改善した地域は8地域から5地域に、また悪化は7地域から5地域にそれぞれ減少し、横ばいは32地域から37地域に増加した。47都道府県のうちで前月比価格が下落した地域数も、19地域から15地域へと減少している。
中心都市に事例数が集中する傾向が増す
今回の発表では、エリアごとに見た中古マンション70平米換算価格の動きについても、考察が行われている。
この考察の中で同社は、2022年7月は中心都市に事例数が集中する傾向が以前にも増して強まり、結果として県単位の平均価格が上昇傾向を見せた点を指摘。また、福岡県の「晴」復帰や宮城県の「薄日」維持、東北地方の価格上昇維持や北陸地方の弱含み傾向などにも注目している。
(画像はプレスリリースより)
2022年7月度 中古マンション価格天気図 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/WR202207.pdf