2022年5月から7月までの3ヵ月間に現状価格を集計
株式会社東京カンテイは、2022年9月6日、JR中央線・東京駅~三鷹駅間の駅別中古マンション価格を発表した。
ここでの「価格」は、同社のデータベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格をもとに、同区間における駅エリアごとの平均坪単価として算出されたもの。現状価格の集計は、同年5月から7月までの3ヵ月間に実施されている。
四ツ谷駅以外の全駅エリアが価格の上昇を達成
今回の発表によると、JR中央線の東京駅~三鷹駅間において中古マンションの平均坪単価が最高値をマークしたのは、634万円の東京駅だった。同駅エリアは、前年比で25%プラスもの大幅な上昇を達成。ただし同社は、同駅エリアは事例数が少ないため個別事例の影響が出やすい点を指摘している。
首都圏の主要な通勤路線の一つとして人気がある同路線は、今期においても取引が活発であることを示しており、同区間では四ツ谷駅以外の全駅エリアが価格の上昇を達成。中野駅は前年比7.4%プラスの306万円をマークし、最も取引事例が多い三鷹駅も4.5%プラスとなる254万円で増加基調を維持した。
大幅に築古化が進んだ四ツ谷駅
同区間で唯一価格が下落した四ツ谷駅について同社は、大幅に築古化が進んだ点を指摘。同駅エリアでは今期、これまで19年ほどで推移していた平均築年数が25.7年となった。この築古化が、9.4%マイナスという平均坪単価の下落につながったと考察している。
なお、JR中央線全線(東京駅~高尾駅)における中古マンションの平均坪単価は、247万円となった。前年と比較して、価格で16万円、比率で6.8%上昇している。
(画像はプレスリリースより)
駅別中古マンション価格/JR中央線1 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/1076