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2024年12月26日(木)
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物流施設物件を高稼働に、借りたいと貸したいをDX化する「ア・ソコ」

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物流施設物件を高稼働に、借りたいと貸したいをDX化する「ア・ソコ」

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日本初の物流不動産検索・契約システムが正式リリースに
株式会社イデアロジー(以下、イデアロジー)は17日、国内では初の事例となる、最適な物流施設物件の検索から資料請求、内覧調整、見積依頼、複数物件の詳細比較分析、実際の契約締結まで、すべてオンラインで完結させられる無償サービスの「ア・ソコ(à sôko)」について、本格運用を開始したことを発表した。

「ア・ソコ」は、物流施設の不動産物件を借りたいユーザーと貸したいオーナーをテクノロジーでつなぐ、イデアロジー独自のプラットフォーム。すでに日本全国を対象として、大型賃貸物流施設の約1,100物件超を地図上でデータベース化し、ユーザー向けに独自開発したAIでの最適な物件提案などが行えるようにしている。

数回のクリックだけで、賃料や面積といった基本スペックだけでなく、各物件の立地や建物特性、ドレージ料金の目安、周辺時給相場、作業・保管効率など物流にかかるコストまで比較・分析できるレポートを入手することもできる。

さらに今年5月施行となったデジタル改革関連法に対応し、電子署名技術を用いたオンライン契約についても無償でサポートする。

「ア・ソコ」では、物件検索から資料請求、比較分析、内覧調整、見積依頼、賃貸借契約締結と、全工程を6つに整理し、システム化が進められた。

例えば「物件検索」ではデータベースと最適物件の検索・提案で、「資料請求」は一括可能、オンライン完結型とし、「比較分析」は自動でのレポート作成、コストや効率の比較を容易に行えるものとした。

「内覧調整」もシステム上で可能にし、VR内覧にも対応、「見積依頼」は意思決定用のレポートを導入し、オンラインで完結させる。「賃貸借契約」も標準フォーマットを提供、電子署名対応でスムーズに行える仕組みとした。

これによりユーザーとオーナーは、それぞれ必要な情報収集や分析がストレスなく行え、納得の上で双方のコミュニケーションが促される。それをもとにオンライン契約を実現するため、互いに満足度の高いやりとりで、最適な物流施設を効率的に借りたり貸したりすることが可能になるという。

面倒な契約までの工程を大幅に簡略化
イデアロジーでは、2022年1月から「ア・ソコ」の試験的運用を行ってきていたが、これまでの手法と比較したところ、ユーザーの物件探しから意思決定を経て契約締結までに要する作業時間や工程は、「ア・ソコ」を用いることで約80%も削減できることが判明したとしている。

会員登録から契約締結まで、全プロセスをユーザー・オーナーとも無料で利用できる点もメリットが大きく、今回の正式リリースとなった。

なお基本利用は無料だが、賃貸借契約が成約した場合、ユーザーとオーナーの取引が初回であるケースや、または「ア・ソコ」がユーザーに物件選定を一任されているケースでは仲介手数料がオーナー側にかかる。

また、オプションサービスを利用しても、別途料金が発生する。

物流施設を借りたいユーザーには、最適な物流施設の選定を、業界トップクラスの経験と実績を持ったコンサルタントに一任できる「コンサルティングサービス」も用意され、こちらも完全無料で提供される。

オーナー向けには、自社募集物件のリース戦略や活動スケジュール、競合物件との比較、「ア・ソコ」での引合状況を見る「リースレポート」や、J-REITを中心とした物流不動産の「売買マーケット」の提供がなされる。

自社物件や特定物件(土地)を地図上で登録・管理する「マイポートフォリオ機能」も使える。

さらに、物流不動産の需給に関する人口や労働、物価、消費、経済、金融、物流といった関連要素の統計データを提供する「ダッシュボード機能」や、「ア・ソコ」のデータベースを活かしたAIによる将来の賃料予測サービスも2023年には追加されるという。

このほか、物件を貸したいオーナー向けには、2つの限定キャンペーンが開催されることが発表された。

まず「ア・ソコ」のデータベースを基とする「マーケットレポート(各オーナー任意のエリア定義が可能、時系列での供給情報、成約情報、推定面積、推定賃料)」と「物件比較分析レポート」を取得できる、月額有料会員サービスが2週間無料でお試し利用可能となる。

2つ目は「VR内覧物件掲載プラン」で、Fidelity Engine搭載の最先端VRプラットフォームを用い、没入感と臨場感を高水準で再現できるこだわりの「VR内覧」を、通常1物件あたり40万円(税抜)となるところ、希望オーナーの先着5社(各社1つ・合計5物件)限定で、作成から掲載までサポートを無料で提供するというものだ。

イデアロジーでは今後、この「ア・ソコ」をサービスの基盤としつつ、各物流施設の空間とオペレーションをデジタルで再現し最適化シミュレーションを提供するサービスや、物流トータルコストを最小化する、製造拠点や販売拠点まで考慮した最適ロケーションとオペレーションのシミュレーションサービスなども提供し、物流不動産の市場活性化と物流業界全体の課題解決、社会問題解消を図っていくとしている。


外部リンク

株式会社イデアロジーによるプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000091056.html

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