駅エリアごとの平均坪単価として算出
株式会社東京カンテイは、2022年8月16日、小田急江ノ島線・相模大野駅~六会日大前駅間の駅別中古マンション価格を発表した。
ここでの「価格」は、同社のデータベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格を元に、同区間における駅エリアごとの平均坪単価として算出されたもの。現状価格の集計は、同年2月から4月までの3ヵ月間に実施されている。
鶴間駅、前年のマイナスから一転して7.2%上昇
今回の発表によると、小田急江ノ島線の相模大野駅~六会日大前駅間において中古マンションの平均坪単価が最高値をマークしたのは、166万円の湘南台駅だった。同駅エリアは、前々年の141万円、前年の158万円から顕著な上昇を維持しており、今期の上昇率も5.1%に達している。
同区間では、大和駅が前期に引き続き2桁の上昇を果たし、125万円をマーク。鶴間駅も、前年のマイナスから一転して7.2%上昇し、前々年以来の100万円台となる104万円を示した。小田急小田原線と江ノ島線の分岐駅である相模大野駅も、5.8%の上昇により164万円となり、事例数も260件で同線最多の地位を維持している。
22.1%もの大幅な上昇を見せた桜ヶ丘駅
同区間では今期、桜ヶ丘駅は22.1%もの大幅な上昇を見せ、価格は94万円となった。しかしこの上昇について同社は、同駅エリアの事例数が50件と多くない点を指摘し、個別事例の影響が出た可能性を示唆している。
なお小田急江ノ島線全線(相模大野駅~片瀬江ノ島駅)における中古マンションの平均坪単価は、149万円となった。前年と比べ、価格で19万円、比率で14.5%上昇している。
(画像はプレスリリースより)
駅別中古マンション価格/小田急江ノ島線1 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/1072