駅エリアごとの平均坪単価として「価格」を算出
株式会社東京カンテイは、2022年8月23日、小田急多摩線の駅別中古マンション価格を発表した。
ここでの「価格」は、同社のデータベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格をもとに、同路線における駅エリアごとの平均坪単価として算出されたもの。現状価格の集計は、同年2月から4月までの3ヵ月間に実施されている。
小田急多摩線、下落は小田急多摩センター駅のみ
今回の発表によると、小田急多摩線全線(新百合ヶ丘駅~小田急多摩センター駅)における中古マンションの平均坪単価は、153万円となった。前年と比較すると、価格で12万円、比率で8.2%上昇している。事例数は前年より44件増えて253件となり、平均築年数は24.7年から28.2年へと延びている。
今期の同路線で平均坪単価が最高値を示したのは、156万円の新百合ヶ丘駅だった。同駅エリアは、前年も132万円から148万円への上昇を果たしており、今期も順調に上昇を続けている。他の駅も大半で価格が上昇しており、特に小田急永山駅は121万円から153万円への上昇を達成。下落したのは、小田急多摩センター駅のみだった。
江ノ島線・善行駅~片瀬江ノ島駅間の価格も発表
今回の発表では、小田急江ノ島線・善行駅~片瀬江ノ島駅間の駅別中古マンション価格も明らかにされている。
同区間で平均坪単価が最高値をマークしたのは、248万円の片瀬江ノ島駅。他の駅エリアも2桁の上昇を果たし、順調な価格推移を示した。鵠沼海岸駅に至っては上昇率が50%に達したが、この動きについて同社は個別事例の影響が強く出た可能性を示唆している。
(画像はプレスリリースより)
駅別中古マンション価格/小田急江ノ島線2・小田急多摩線 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/1073