エリア別に算出した平均価格の推移を分析
株式会社東京カンテイは、2022年10月11日、プレスリリース『主要都市圏・主要都市別/中古木造一戸建て住宅平均価格 月別推移』の同年9月版を発表した。
このリリースは、「敷地面積が100~300平米」「最寄り駅から徒歩30分以内」といった条件を満たす中古木造物件の価格を集計し、エリア別に算出した平均価格の推移を分析するというもの。同社はこのリリースを、毎月発表している。
前年同月比、東京都はプラス41.0%
今回の発表によると、2022年9月の首都圏における中古一戸建て住宅の平均価格は、3957万円となった。前月比ではプラス1.4%となり、2ヵ月連続上昇を達成している。
都県別に見た場合、東京都は前月比1.0%の6604万円となり、4ヵ月連続上昇をマーク。埼玉県はプラス8.3%の2928万円で反転上昇を果たした。神奈川県はマイナス1.7%の4012万円で、千葉県はマイナス1.5%の2651万円で、共に下落へ転じている。
前年同月比については、東京都がプラス41.0%と顕著な上昇を示し、首都圏全体としてもプラス25.3%をマークした。
近畿圏は反転下落、中部圏は2ヵ月連続上昇
近畿圏における中古一戸建て住宅の平均価格は、前月比マイナス3.5%の2696万円となった。同圏では郊外都市の戸建てほど価格が下落しており、主要府県も揃って下落。圏全体としても5ヵ月ぶりに下落へ転じている。
中部圏は、前月比プラス0.5%の2405万円となり、2ヵ月連続上昇を達成。しかし愛知県は、マイナス4.4%の2866万円で反転下落を示した。
宮城県はマイナス5.9%の2360万円で、福岡県はマイナス4.3%の2207万円で、共に下落へ転じた。しかしいずれも、前年同月比はプラスを示している。
(画像はプレスリリースより)
主要都市圏・主要都市別/中古木造一戸建て住宅平均価格 月別推移 9月 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/kodatecyuko202209.pdf