健美家が市場動向の四半期レポートを公開
不動産投資と収益物件の情報サイトを運営する健美家株式会社(以下、健美家)は12日、2022年第3四半期(7~9月期)の収益物件市場動向四半期レポートの公開を開始した。
この調査は、健美家が、自社サイトに新規登録された全国の収益物件と、メールで問い合わせのあった物件についてデータをまとめたもので、最新の市場傾向を定期的に把握すべく、発表を行っているものになる。区分マンション、一棟アパート、一棟マンションの3種別で分析されており、それぞれの動向を見ることができる。
発表によると、2022年7~9月期の区分マンションにおける投資利回りは7.35%で、前期に比べ0.16ポイント低下、前年同期比では0.11ポイントの上昇となった。
物件価格は平均1,494万円で、前期より47万円、率にして3.25%上昇している。ただし前年同期と比べると80万円下落し、率にして5.08%下がっていた。
利回りが低下、価格は上昇
一棟アパートの場合、投資利回りは8.17%で、前期より0.20ポイント低下した。前年同期に比べても0.37ポイント低下している。
物件価格は7,668万円で、前期より338万円、率にして4.61%上昇した。前年同期比でも593万円上昇、率にして8.38%のアップになっていた。
一棟マンションについては、投資利回りが7.80%で、前期より0.08ポイント低下した。低下幅は最も小さいが、微減傾向が続いている。前年同期に比べても0.20ポイントのマイナスになった。
物件価格は1億6,761万円で、前期より350万円、率にして2.13%の上昇となった。前年同期比でも225万円上昇しており、率にして1.36%アップしている。
全体として収益不動産の価格が上昇し、それに伴って利回りが低下している傾向が認められた。とくに一棟アパートや一棟マンションの価格は、直近10年で最も高い値を記録するに至っている。
(画像はプレスリリースより)
(調査データ引用元:「不動産投資と収益物件の情報サイト 健美家 ( けんびや ) 」)
健美家株式会社 プレスリリース
https://www.kenbiya.com/img/press/pre2022-10-12.pdf