2022年10月の中古木造一戸建て住宅平均価格、京都と福岡が大幅上昇

株式会社東京カンテイは、2022年11月9日、プレスリリース『主要都市圏・主要都市別／中古木造一戸建て住宅平均価格 月別推移』の同年10月版を発表した。

このリリースは、「敷地面積が100～300平米」「最寄り駅から徒歩30分以内」といった条件を満たす中古木造物件を対象として平均価格を集計・算出し、その推移の考察と共に公開するというもの。同社はこのリリースを、毎月発表している。

今回の発表によると、2022年10月の首都圏における中古一戸建て住宅の平均価格は3847万円となった。前月比ではマイナス2.8％となり、3ヵ月ぶりに下落へ転じている。

都県別に見ると、東京都は前月比マイナス15.2％の5597万円となり、5ヵ月ぶりに大幅な反転下落を示した。一方、神奈川県はプラス5.9％の4247万円で、千葉県はプラス0.9％の2674万円で、共に反転上昇を達成。埼玉県はプラス1.0％の2957万円となり、2ヵ月連続上昇を果たしている。

2022年10月の近畿圏における中古一戸建て住宅の平均価格は、前月比プラス9.2％の2944万円となった。大阪府がプラス10.3％、京都府はプラス32.7％と大幅に上昇したため、圏全体も上昇へ転じる結果となっている。

中部圏は、前月比プラス1.0％の2430万円となり、3ヵ月連続上昇を達成。愛知県もプラス6.3％の3047万円で、上昇へ転じた。

宮城県は、前月比プラス7.3％の2533万円で反転上昇をマーク。福岡県は、プラス13.8％の2512万円で大幅な反転上昇を示している。

（画像はプレスリリースより）




主要都市圏・主要都市別／中古木造一戸建て住宅平均価格 月別推移 10月 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/kodatecyuko202210.pdf