駅エリアごとの平均坪単価として「価格」を算出
株式会社東京カンテイは、2022年11月22日、JR高崎線の駅別中古マンション価格を発表した。
ここでの「価格」は、同社のデータベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格をもとに、同路線における駅エリアごとの平均坪単価として算出されたもの。現状価格の集計は、同年8月から10月までの3ヵ月間に実施されている。
大宮駅、2桁上昇。高崎駅、13.5%マイナス
今回の発表によると、JR高崎線(大宮駅~高崎駅)において中古マンションの平均坪単価が最高値となったのは、184万円の大宮駅だった。同駅エリアは、前年も128万円から160万円へ大幅な上昇をマークしたが、今期も2桁の上昇を果たし、勢いを維持している。
一方、大宮駅と共にターミナルである高崎駅は、前年比13.5%マイナスにあたる90万円をマーク。同駅エリアは、同路線内で大宮駅に次ぐ規模の事例数を誇るが、今期は築古物件の事例が増加した。この影響を受ける形で、100万円を切る下落を示すに至っている。
全14駅中7駅で中古マンション価格が下落
同社は、今期の同路線にて全14駅中7駅が価格の下落を示した点に注目。前期に下落したのが1駅のみであることに触れる一方で、事例数が少なく個別事例の影響が出やすい駅エリアが多いことも指摘している。
なおJR高崎線全線における中古マンションの平均坪単価は、114万円となった。前年と比べて、価格で10万円、比率で9.6%上昇している。
(画像はプレスリリースより)
駅別中古マンション価格/JR高崎線 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/1107