グループ会社から都心物件を取得、旺盛な投資ニーズに応える案件を
総合不動産企業のリスト株式会社(以下、リスト)は28日、同社の連結子会社であるリストアセットマネジメント株式会社(以下、LAM)が設立した特別目的会社(SPC)において、都心賃貸住宅の3物件を、グループ会社のリストデベロップメント株式会社(以下、リストデベロップメント)より取得、アセットマネジメント業務を受託、開始させたことを発表した。
取得された物件は、大田区東蒲田にある「アストラルH.T.K.(蒲田)」、足立区綾瀬の「メゾン南柏陵」、新宿区中井の「NHレジデンス落合」という3件。
「アストラルH.T.K.(蒲田)」は、京浜急行本線「京急蒲田」駅から徒歩5分の地にあり、土地面積465.46平米、延床面積2,365.58平米のSRC造陸屋根12階建で建てられた物件。共同住宅及び事務所、店舗として用いられている。
「メゾン南柏陵」は、東京メトロ千代田線「綾瀬」駅から徒歩2分の駅近物件で、土地面積は1,077.37平米、延床面積は2,397.26平米、RC造陸屋根6階建で建設されている。共同住宅や店舗、倉庫として使用される。
「NHレジデンス落合」は、西武新宿線「中井」駅から徒歩6分の場所にあり、土地面積は284.67平米、延床面積が553.75平米で、RC造陸屋根4階建の共同住宅となっている。
いずれも人気の高い東京23区内の駅からもほど近いアクセス良好な賃貸住宅物件で、今後も高い居住ニーズがあると見込まれている。
築年数としては30年以上が経過した物件だが、立地などのその他優れた条件を活かし、十分なリノベーション工事を計画することで、組入れ資産としての価値を向上、魅力的な投資案件として組成されるところとなった。
2023年を目途とする新構想
LAMでは、2023年を目途に「横浜湘南リート構想(仮称)」を推進しており、今回のファンドもそのアセットとして取り組む方針であるという。
将来的には上場リートも視野に入れており、2023年12月時点で資産規模300億円以上、2025年時点では資産規模1,000億円以上を達成することを目標に、神奈川や東京を中心とした物件の取得と運用を積極的に行っていくとした。
マーケット状況を注視しつつではあるが、今回同様の投資案件を投資家ニーズに応じ、提供していくともしている。
また年内には、さらなるグループシナジーを強化すべく、リストデベロップメントとのパイプライン契約を締結する予定であることも明らかにした。
こうした取り組みを通じ、LAMでは、自社の高度で広範な専門知識を携えたスタッフの持つ実績とノウハウを最大限に活かし、幅広い投資家ニーズに対し、多様な不動産投資機会を提供することで、ストックビジネスの拡大に努めていくとしている。
リスト株式会社によるプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000101.000011000.html