中古木造物件の価格を集計し、その平均価格を算出
株式会社東京カンテイは、2022年12月8日、同年11月の中古木造一戸建て住宅平均価格を発表した。
ここでの「価格」は、「敷地面積が100~300平米」「最寄り駅から徒歩30分以内」といった条件を満たす中古木造物件の価格を集計し、その平均価格として算出されたもの。同社は、この「価格」およびその推移の考察を毎月発表している。
前月比プラス1.6%で上昇へ転じた首都圏
今回の発表によると、2022年11月の首都圏における中古一戸建ての住宅価格は、3908万円となった。前月比はプラス1.6%となり、反転上昇を果たしている。
都県別に見た場合、東京都は前月比プラス9.5%の6129万円となり、大幅な反転上昇を達成。一方、神奈川県はマイナス3.7%の4091万円、埼玉県はマイナス2.9%の2870万円となり、共に下落へ転じた。千葉県はプラス4.4%の2792万円となり、2ヵ月連続上昇をマークしている。
福岡県、前年同月比プラス22.2%
2022年11月の近畿圏における中古一戸建ての住宅価格は、前月比マイナス7.2%の2732万円となった。大阪府がマイナス8.9%、京都府がマイナス12.6%と大幅な下落を示した影響で、圏全体も弱含んでいる。
中部圏は、前月比マイナス3.0%の2357万円となり、4ヵ月ぶりに下落へ転じた。一方、愛知県はプラス0.3%の3055万円となり、2ヵ月連続で上昇している。
宮城県は、前月比マイナス1.8%の2488万円で下落へ転じ、前年同月比もマイナス1.7%と下落。福岡県は、前月比ではマイナス0.7%となる2495万円を示したが、前年同月比ではプラス22.2%もの上昇を果たした。
(画像はプレスリリースより)
主要都市圏・主要都市別/中古木造一戸建て住宅平均価格 月別推移 11月 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/kodatecyuko202211.pdf