埼玉県加須市で次世代物流対応の「CREDO加須」着工
不動産の取得・開発・運営や企業の不動産活用に係るコンサルティング事業を手がける、クレド・アセットマネジメント株式会社(以下、クレド・アセットマネジメント)は11月28日、埼玉県加須市においてマルチテナント型物流施設「CREDO加須」の起工式を行ったことを発表した。
「CREDO加須」は、クレド・アセットマネジメントによる初のマルチ型物流施設開発案件となるもので、次世代物流に対応、2024年2月の竣工を予定している。
「CREDO加須」は、埼玉県加須市戸崎、東北道「加須IC」から約8.5km、圏央道「白岡菖蒲IC」から約9.5km、東武伊勢崎線「加須駅」から約3.6kmの位置に建設される物流施設。敷地面積は約23,399平米(約7,078坪)、延床面積で約50,226平米(約15,193坪)となる。
鉄骨造の地上4階建で、環境認証としてCASBEE認証Aランク、BELS認証5スター、ZEB Ready認証を取得予定となっている。
東北道・圏央道といった高速道路へのアクセスに優れるほか、国道122号にも近く、埼玉県内や首都圏、東北エリアへの配送拠点として活用されることが見込まれている。
次世代物流対応と働きやすい環境づくりで差別化
「CREDO加須」では、とくに次世代物流サポートと働きやすい環境づくりが強く意識されており、これらを他との差別化を図る付加価値ポイントとしてアピールしていく。
運送・物流業界では、2024年4月からドライバーの労働時間に上限が設定されることとなっており、ドライバーの働き方改革や人手不足などへの対応が急務となっている。クレド・アセットマネジメントでも、これらの課題解決に向け貢献できる施設づくりを推進することで、実物不動産として高い価値評価を得られる物件とすることを目指しているという。
具体的には、スワップボディ・コンテナ車両や、45ftコンテナ積載車両に対応した車路・パース、置き配対応区画の設置など、次世代トラック輸送が可能な設計とし、輸配送業務の効率化が促されている。
また、物流オペレーションの自動化や省人化に寄与するマテハン、働きやすさや作業性向上につながる空調導入などを想定した電気容量確保も行われた。
働きやすい環境づくりとして、ドライバーのほか、在館者・来訪者など、幅広い人々が快適に過ごせるよう、1階エントランス付近のラウンジに、ストレッチ・リラックスエリアやシャワーブースなどのアメニティを整備、3階には席数も十分なカフェテリアを設けた。Web会議に対応する個室ワークスペースなどの提供も行う。
環境面では、屋上に太陽光発電システムを導入、発電電力の一部を館内で用い、テナントの再生可能エネルギー利用を支援する。昨今の電気料金高騰下でも、テナントの電気料金負担ができる限り軽減されるよう配慮した。
BCP面では72時間対応の非常用発電機を備え、災害発生時でもテナントらが事業継続できる体制を確保する。
クレド・アセットマネジメントとして、今回の「CREDO加須」は、「CREDO桶川伊那」に続く2件目の開発物件になる。今後、これらの物件に加え、既に取得している関東・関西を中心とした複数用地も資産として活かしていく計画とする。
新規開発から既存施設の取得・リノベーションまで、規模を問わず物流施設のソリューションを幅広く提供し、全国で積極的に資産として開発、品質と機能性にこだわった展開を行っていくとした。
クレド・アセットマネジメント株式会社によるプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/000000004.000099954.html