中古マンション成約件数は過去最高を更新
東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は1月22日、首都圏における2017年(2017年1~12月)の不動産流通市場の動向を発表した。
成約件数は、中古マンションが3年連続で前年を上回り、過去最高を更新。一方、中古戸建住宅が3年ぶりに前年を下回る内容となっている。
中古マンション1平米当たり単価は23年ぶりに50万円台
首都圏中古マンションの2017年の成約件数は37,329件(前年比0.4%増)で、前年に続いて過去最高を更新。都県・地域別では、東京都区部、多摩地域、千葉県で前年を上回った。
成約物件の1平米当たり単価は首都圏平均で50.00万円(前年比4.4%上昇)で、5年連続で上昇。1994年以来、23年ぶりに50万円台となっている。
首都圏中古戸建住宅の2017年の成約件数は12,743件(前年比3.4%減)で、都県・地域別に見ると、東京都区部を除く各県・地域で前年を下回った。
成約物件価格は首都圏平均で3,072万円(前年比1.4%上昇)と3年連続で上昇し、3,000万円台で推移している。
また、新築戸建住宅の成約件数は5,412件(前年比3.2%増)で、3年連続で前年を上回り、成約物件価格は首都圏平均で3,537万円(前年比0.4%上昇)と、2年連続で前年を上回った。
土地(100~200平米)の成約件数は5,932件(前年比3.5%減)で、3年ぶりに前年を下回り、成約物件の1平米当たり単価は首都圏平均で19.62万円(前年比1.7%上昇)で、2年連続で前年を上回っている。
(画像は東日本レインズ公式サイトより)
東日本レインズ「首都圏不動産流通市場の動向(2017年)」
http://www.reins.or.jp/pdf/trend/sf/sf_2017.pdf