4月1日からスタートする「安心R住宅」とは?
ホームステージング・ジャパンは3月28日、「安心R住宅に関する調査」の結果を発表した。国土交通省が4月1日から実施予定の「安心R住宅」について、中古住宅を購入したことがある男女561人を対象に実施したもの。
安心R住宅とは耐震性があり、建物状況調査などが行われた中古住宅をいう。「不安」、「汚い」、「わからない」といった中古住宅に関するネガティブなイメージを払底するための制度で、物件選びに役立つ「安心R住宅調査報告書」を参考に物件選びが行える。
約8割が中古住宅にネガティブなイメージ
調査で「安心R住宅」について知っているかと尋ねたところ、「知っている」と答えた人は全体の18.9%。2割程度の認知度だった。
年代別では20代が31.3%、30代が24.1%、40代が11.6%、50代が12.7%、60代以上が14.3%。20代・30代の若い世代の認知度が高かった。
国土交通省では「安心R住宅」制度の目的として「不安」、「汚い」、「わからない」というイメージの一掃を掲げているが、実際のところ購入者は、中古物件に対してどのようなイメージを抱いているのだろうか。
今回調査では新築物件に対して67.4%が「不安」、「汚い」、「わからない」のイメージはないと答えている。しかし中古物件に対しては19.1%と、2割に満たなかった。8割以上の人が中古物件に関して「不安」、「汚い」、「わからない」のいずれかのイメージを持っていることがわかった。
また、物件購入を検討するに当たって、同じ条件の新築物件と中古物件があった場合、どのくらい安ければ中古物件を選ぶかをたずねたところ、マンションの場合は築5年で500万円、築10年まては築20年で1,000万円、築30年で2,000万円。
戸建て住宅では築5年・築10年・築20年で1,000万円、築30年で1,500万円という結果が出た。
マンションでは築5年と築30年の価格差が1,500万円と大きいが、戸建て住宅の場合の差額は500万円。戸建て住宅の方が、築年数に対する値下げ幅が少ないこともわかった。
(画像はプレスリリースより)
株式会社ホームステージング・ジャパンのプレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000028095.html株式会社ホームステージング・ジャパンのホームページ
https://homestaging.co.jp/