条件を満たす物件を対象として、集計・算出
株式会社東京カンテイは、2018年7月の主要都市圏における中古木造一戸建て住宅平均価格を算出し、2018年8月9日に発表した。
この住宅平均価格は、「敷地面積が100平米から300平米」「最寄り駅からの所要時間が徒歩30分以内かバス20分以内」「木造」「土地・建物ともに所有権の物件」という条件を満たす物件を対象として、集計・算出されたもの。
新築同様のやや強い下落を、東京都が示す
2018年7月の首都圏における中古一戸建て住宅価格は、3308万円となった。前月比ではマイナス1.9%となり、2ヵ月連続で下落した形となっている。
都県別に見た場合、東京都はマイナス5.2%の5235万円となり、2ヵ月連続の下落を示した。神奈川県は、プラス2.3%の3670万円をマークし、2ヵ月連続で上昇。千葉県は、プラス1.3%の2069万円となり、3ヵ月ぶりの反転上昇となっている。埼玉県も、プラス5.5%の2449万円となり、反転上昇した形となった。
首都圏全体としては、連続下落をマーク。神奈川県が連続上昇を達成し、千葉県と埼玉県も上昇へ転じたものの、東京都が新築同様のやや強い下落を示したことが影響した。
近畿圏と愛知県は下落、福岡県は11.0%も上昇
近畿圏における2018年7月の中古木造一戸建て住宅平均価格は、2441万円となった。前月比ではマイナス5.2%であり、2ヵ月連続の下落を示している。府県別に見ると、大阪府と京都府が2ヵ月連続の下落を示し、堅調に上昇していた兵庫県も下落をマーク。近畿圏全体の平均価格を大きく下げている。
愛知県の平均価格は、マイナス4.8%の2671万円となり、反転下落となった。中部圏全体でもマイナス5.4%の2104万円となり、反転下落を示している。
福岡県は、前月比プラス11.0%もの上昇を示す形で、2044万円をマーク。 6ヵ月ぶりに、価格が2000万円台に乗る形となった。
(画像はプレスリリースより)
2018年7月 主要都市圏・主要都市別/中古木造一戸建て住宅平均価格 月別推移 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/