阪神圏は需給ギャップ拡大・空室率TVI悪化
不動産評価Webサイト「TAS-MAP」を運営するタスは12月21日、「賃貸住宅市場レポート 首都圏版・関西圏・中京圏・福岡県版 2018年12月」を発表した。2019年の関西圏・中京圏・福岡県賃貸住宅市場の見通しなどを分析したもの。
レポートによると2019年における大阪府と兵庫県の需給ギャップは、引き続き拡大する見込みだ。これに伴い空室率TVI(タス空室インデックス)も、悪化する可能性があるという。
一方、京都府の需給ギャップは依然として縮小傾向で空室率TVIは、わずかながら改善していくと予想される。
愛知は空室率TVIが改善、福岡は横ばい
愛知県はトヨタの業績が好調であることを受けて、2019年の空室率TVIは改善傾向で推移。その一方で需給ギャップは、着工数の増大が要因となって拡大しそうだ。
空室率TVIと需給ギャップの傾向が異なる点についてタスは、
住民登録をしていない世帯の流入が一定数継続している可能性を示しています
(プレスリリースより)
と分析している。
福岡県では需給ギャップは拡大が止まり、横ばい傾向で推移する見通し。空室率TVIも2019年は横ばいで推移すると考えられる。
(画像はプレスリリースより)
(分析:株式会社タス)
株式会社タスのプレスリリース
https://www.atpress.ne.jp/news/173574株式会社タスのホームページ
https://corporate.tas-japan.com/