駅ごとの平均坪単価として算出
株式会社東京カンテイは、2019年2月12日、JR京浜東北線の駅別中古マンション価格を発表した。
ここでの「価格」は、東京カンテイのデータベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格をもとにして、同線における駅ごとの平均坪単価として算出されたもの。 2018年10月から12月までに集計されたデータを、「現状価格」としている。
2年前の水準まで回復した田端駅
東京カンテイによる今回の発表によると、JR京浜東北線(大宮駅~田端駅)における坪当たりの平均価格は、156万円となった。1年前と比較すると、金額にして1万円、割合では0.9%下落した形となっている。事例数は、前年より379件増えて4565件をマーク。平均築年数は、前年の22.5年から23.7年となった。
今回の掲載区間内において最高値をマークしたのは、田端駅の239万円。同駅エリアは反転上昇を示し、2年前の水準にまで回復を果たした。また平均築年数も14年となり、同区間内では比較的築浅の物件が流通している。
事例数最多は、川口駅
前期に2桁の上昇を見せた南浦和駅は、今期も9%の上昇を果たした。同駅エリアは、武蔵野線が乗り入れる文教の町で知られ、近年は駅内のバリアフリー化も完了。こうした動きを受け、2年前から26万円の上昇を見せている。
川口駅も好調であり、今期は5%の上昇を達成した。同駅エリアはファミリー物件の取引が活発であり、事例数は同線区間最多の878件をマークしている。
(画像はプレスリリースより)
駅別中古マンション価格/JR京浜東北線 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/564