敷地面積100~300平米の木造物件が対象
株式会社東京カンテイは2019年2月7日、1月の中古木造一戸建て住宅の平均価格を発表した。
ここでの「価格」は、敷地面積が100~300平米かつ最寄り駅から徒歩30分以内といった条件を満たす木造物件を対象として、集計・算出されたもの。主要都市圏・主要都市別で、月別推移と共に発表されている。
東京都こそ半年ぶりに下落へ転じる
2019年1月の首都圏における中古一戸建て住宅価格は、3711万円となった。前月比ではプラス2.6%となり、2ヵ月連続で上昇を示す形となっている。
都県別に見た場合、東京都はマイナス2.3%の5660万円となり、6ヵ月ぶりに下落へ転じた。一方で神奈川県は、プラス7.4%の4099万円となり、3ヵ月ぶりの反転上昇をマーク。千葉県はプラス2.1%の2214万円で3ヵ月連続の上昇を示し、埼玉県もプラス2.9%の2547万円で2ヵ月連続の上昇を果たした。
この結果について東京カンテイは、東京都こそ半年ぶりに下落へ転じたものの、首都圏全体としては強含んでいると考察している。
近畿圏、兵庫県以外はいずれも反転上昇
2019年1月の近畿圏における中古一戸建て住宅価格は、2607万円となった。前月比ではプラス2.8%となり、上昇へ転じている。府県別で見ると、兵庫県が僅かに下落した以外は、いずれも反転上昇をマークした。
中部圏は、プラス3.8%の2426万円となり、2ヵ月連続の上昇を示した。一方、愛知県の平均価格はマイナス1.3%の3003万円となり、下落へ転じている。
福岡県は、マイナス4.0%の2092万円となり、5ヵ月ぶりの反転下落をマーク。前年同月比でもマイナス4.7%となり、下落へ振れている。
(画像はプレスリリースより)
主要都市圏・主要都市別/中古木造一戸建て住宅平均価格 月別推移 1月 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/kodatecyuko201901.pdf