月別募集賃料を行政区単位に集計・算出
株式会社東京カンテイは、2019年3月14日、『三大都市圏・主要都市別/分譲マンション賃料月別推移』の2019年2月版を発表した。
東京カンテイは、同社のデータベースに登録された分譲マンション(ファミリータイプのみ)の月別募集賃料を行政区単位に集計・算出し、その推移と共に毎月発表している。
首都圏は概ね安定傾向
今回の発表によると、2019年2月の首都圏における分譲マンション賃料は、2798円/平米となった。前月比ではプラス1.8%となり、引き続き上昇を示す結果となっている。
都県別で見た場合、東京都は前月比プラス1.3%の3391円/平米をマーク。神奈川県も、プラス0.6%の2,56円/平米となっている。また千葉県は、平均築年数がやや若返ったことも受けて、プラス3.7%の1648円/平米と大きな上昇を見せた。
埼玉県はマイナス1.8%の1649円/平米と下落傾向を見せたが、トレンド自体はこの半年間で概ね安定傾向にあると東京カンテイは分析している。
最高値に近づく近畿圏、下落が一段落した中部圏
近畿圏は、前月比プラス2.2%の1870円/平米となった。府県別に見ると、大阪府がプラス3.8%の2096円/平米と大きく上昇し、兵庫県もプラス0.8%の1662円/平米で3ヵ月連続の上昇をマーク。こうした上昇を受ける形で、近畿圏エリア全体も約1年ぶりに最高値に近づいている。
中部圏は、前月比プラス0.5%の1735円/平米をマーク。愛知県もプラス0.2%の1778円/平米を示し、共に下落傾向が一段落した形となった。
(画像はプレスリリースより)
三大都市圏・主要都市別/分譲マンション賃料月別推移 2月 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/T201902.pdf