売り希望価格を元に、駅ごとの平均坪単価を算出
株式会社東京カンテイは、2019年4月2日、東武東上線(池袋駅~志木駅)沿線の駅別中古マンション価格を発表した。
ここでの「価格」は、東京カンテイのデータベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格を元にして、駅ごとの平均坪単価として算出されたもの。「現状価格」の集計は、2018年10月から12月までの3ヵ月間に行われている。
最高値をマークしたのは、池袋駅
東京カンテイによると、東武東上線全線(池袋駅~小川町駅)における中古マンションの坪当たりの平均価格は、157万円となった。1年前に比較した場合、価格では10万円、割合では6.8%の上昇を果たしている。事例数は前年より56件減って4376件、平均築年数は24.5年から25.7年となった。
今回発表された池袋駅~志木駅間において最高値をマークしたのは、池袋駅の283万円。前期の横ばいから4%台の上昇を見せて、首位に立った。池袋駅エリアでは、築年の上積みこそ見られるが、事例数は同線で最多の671件をマーク。カップル向けの間取りが多く、活発に推移を見せている。
3番目に利用者が多い和光市駅
今回発表された区間において東京カンテイは、和光市駅に注目。東武鉄道の中で3番目に利用者が多い同駅は、平均坪単価147万円をマーク。70平米前後のファミリー向け物件が中心となっており、7%台の上昇を維持している。
また東京カンテイは、前期の5%下落から上昇に転じた大山駅にも注目。同駅は今期、10%の2桁上昇を果たし、200万円の大台に乗っている。
(画像はプレスリリースより)
駅別中古マンション価格/東武東上線1 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/584