平米単価は6年連続で高騰
東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は4月17日、2018年度(2018年4月~2019年3月)の「首都圏不動産流通市場の動向」を調査した結果を発表した。
これによると2018年度における、中古マンションの成約件数は3万7,601件。前年度に比べ1.2%増と2年ぶりに前年度を上回り、過去最高を記録した。
成約物件平米単価は、前年度比2.7%上昇の52万円だった。6年連続で上昇しており、この6年間での上昇率は35.4%となった。エリア別にみても、すべてのエリアで上昇傾向が続いている。
成約物件価格は、前年度比3.1%上昇の3,354万円。平米単価と同様に6年連続で上昇し、全てのエリアで上昇している。成約物件を価格帯別でみると、3,000万円以上の各価格帯で、成約件数の増加がみられる。
戸建住宅の成約件数、2年ぶりに増加
中古戸建住宅の成約件数は、前年度比2.5%増の1万2,873件。2年ぶりに前年度を上回った。
成約物件価格は首都圏平均で、前年度と変わらず3,111万円。エリア別では東京都区部および東京都全体、埼玉県を除く各エリアが前年度を下回っている。
成約物件の土地面積の平均は、前年度比1.5%縮小の145.52平米。建物面積も0.5%縮小しており、105.43平米だった。
(画像はプレスリリースより)
首都圏不動産流通市場の動向(2018年度) - 公益財団法人東日本不動産流通機構
http://www.reins.or.jp/pdf/trend/sf/sf_201804-201903.pdf