海外投資家による日本への不動産投資の動向
シービーアールイー株式会社(以下「CBRE日本」)は、2019年5月10日、レポート『日本のインバウンド&アウトバウンド投資2018年(In and Out JAPAN 2018)』を発表した。
CBRE日本は、世界最大級の事業用不動産サービスおよび投資顧問会社であるCBREグループの日本法人。同レポートでは、海外投資家による日本への不動産投資の動向などをまとめている。
前年比131%の増加を示した大阪
同レポートによると、2018年に海外から日本に対して行われた不動産投資の総額は、48.8億ドルとなった。大型取引が散見された前年・2017年と比較すると、61%減少した形となっている。
しかし地方都市に目を向けると、海外からの投資額は前年比109%の増加をマーク。特に大阪の伸張はめざましく、前年比131%の増加を示している。大阪のこの伸張は、地方都市全体の伸びも牽引。インバウンド投資額全体に占める地方都市の比率は、2017年の8%から41%にまで上昇した。
アセットタイプ別に見ると、オフィスへの投資額が前年比32%減となりながらも、全体の58%を占拠。一方、物流施設への投資額は前年比145%の伸びを示し、全投資額に占める割合も13%に増加している。
投資家に幅広いサービスを提供
ロサンゼルスを本拠とするCBREグループは、全世界で90000人を超える従業員が不動産サービスを提供している。日本法人のCBRE日本は、法人向け不動産のトータル・ソリューション・プロバイダーとして、投資家やオキュパイアーに対して幅広いサービスを提供している。
(画像はプレスリリースより)
日本へのインバウンド不動産投資額は前年比61%減の48.8億USドル - シービーアールイー株式会社
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