埼玉、プラス2.1％。「中古マンション70平米価格月別推移」2019年5月版不動産投資ニュース.com

埼玉、プラス2.1％。「中古マンション70平米価格月別推移」2019年5月版

　2019年6月21日 20:15

中古マンションの売り希望価格を行政区単位で集計

株式会社東京カンテイは、2019年6月20日、プレスリリース『三大都市圏・主要都市別／中古マンション70平米価格月別推移』の2019年5月版を発表した。

同リリースでの「価格」は、同社のデータベースに登録された中古マンション（ファミリータイプ）の売り希望価格を行政区単位で集計し、算出されている。

首都圏の中古マンション価格、3740万円

2019年5月の首都圏における中古マンション価格は、3740万円となった。前月比ではプラス1.3％となり、同年3月の水準をわずかに上回る上昇振りを示している。

都県別に見た場合、東京都では横ばいの5002万円をマーク。埼玉県は、プラス2.1％の2325万円となり、同月の首都圏においては比較的大きな上昇を果たしている。千葉県はプラス0.9％の2039万円、神奈川県は前月比プラス0.3％の2882万円となり、共にやや持ち直した形となった。

首都圏全域でのわずかな上昇について東京カンテイは、東京都の事例シェアが再び過半数を占めたことを、原因として推測。埼玉県の上昇については、価格水準が高くて事例数も多いさいたま市や川口市が、同県全域を牽引したと、考察している。

近畿圏、3月の水準以上まで回復

2019年5月の近畿圏における中古マンション価格は、2306万円となった。前月比ではプラス1.5％となり、3月の水準以上まで回復している。大阪府は、プラス0.2％とわずかな上昇に留まったが、近畿圏の事例シェアは回復し、圏全体の上昇に貢献した。

中部圏は、前月比プラス0.8％の1938万円をマーク。愛知県はマイナス0.3％の2101万円となったが、同県の上昇基調そのものに変わりはないと、東京カンテイは分析している。

（画像はプレスリリースより）