貸家と分譲住宅が減少
国土交通省は6月28日、2019年5月の住宅着工の動向についてとりまとめた「住宅着工統計」を公表した。
統計によると、5月に新設された住宅の着工戸数は7万2581戸。持家は増加したものの、貸家と分譲住宅が減少したため前年同月比で8.7%の減少となった。なお季節調整済年率換算値では、前月比3.3%減の90.0万戸である。
持家は8か月連続で増加
5月の住宅着工戸数を利用関係別にみると、持家の着工戸数が前年同月比6.5%の増加となった。8か月連続で増加しているものの、季節調整済年率換算値では前月比2.2%減となっている。
貸家の着工戸数は前年同月比15.8%の減少となり、9か月連続での減少を示した。季節調整済年率換算値は、前月比1.8%減である。
分譲住宅の着工戸数は前年同月比11.4%の減少となり、2か月連続で減少している。季節調整済年率換算値では、前月比3.6%の減少。
分譲住宅の内訳をみると、分譲マンションの着工戸数が前年同月比22.7%減で、2か月連続で減少している。分譲一戸建住宅の着工戸数も前年同月比0.4%減となり、6か月振りに減少へと転じた。
国土交通省では
引き続き、今後の動向をしっかりと注視していく必要がある
(プレスリリースより)
とコメントしている。
(画像はプレスリリースより)
国土交通省のプレスリリース
https://www.mlit.go.jp/report/press/joho04_hh_000842.html