物件名に色がついたマンションの坪単価ランキング
不動産業界向け情報サービスを展開するマーキュリーは6月19日、「首都圏新築マンション 物件名『色』別ランキング」を発表した。
このランキングは首都圏にて発売されたマンションのうち、名前に「色」が入った物件の相場を色別に集計してランキングしたもの。
分譲マンションの供給は住宅地から商業地・工業地まで多岐にわたり、近年では湾岸エリアなどの再開発による大規模マンションの供給などで、街が様変わりするケースも散見される。
そこでマーキュリーは物件名に付けられた「色」によって、相場がどの程度違うのかを調査した。
坪単価トップは「黒」
調査結果によると、平均坪単価が最も高かったのは「黒」の391.7万円(平均価格6771万円)だった。物件名(地名)に「黒」がつくマンションの大半に「目黒」の名が付いていいる。逆に目黒以外で、「黒」がつく物件はほとんどみられなかった。
2位は「白」の337.6万円(平均価格6068万円)となった。こちらも「白金」や「白山」、「目白」など高級住宅街の名を擁する物件が多く、全色の中で最も億ションの供給が多いのが特徴だ。
3位は「赤」の333.6万円(平均価格6429万円)。「赤」がつく物件の供給が多かったのは「赤羽」だったが、「赤坂」が平均単価の引き上げに大きく貢献している。
その一方で、物件名に「緑」や「黄」といった色名が入った物件は、全体的に坪単価が低い結果となった。「緑」の名がつく物件には「八千代緑が丘」や「等々力緑地」といった郊外エリアが多く、平均面積は最も広かったが、価格や坪単価は低い結果にとどまっている。
(画像はプレスリリースより)
株式会社マーキュリーのプレスリリース
https://mcury.jp/news/668/